2011年11月26日
アヒルのストレス?
ハブに注意の立て看板の効力を無視して、この頃、子どもたちが小屋の中で遊んでいたようだ。鍵のかかったフェンスを乗り越えての大冒険を楽しんでいたようだ。気がついたのは、ひっくり返った餌箱、そして、目隠しの壁が崩れていたので、アヒル泥棒の仕業なのかと、一瞬、緊張したのだが、小屋の中で、立ちすくみ、茫然としている私に、「おばさぁん、○○クンが壊した!」と、星ちゃんが飛んできて教えてくれた。
「入っていい?」と聞く彼女の声、なんとなく遠慮がちだ。ため息をつきつつ、事情徴収のため、OKするしかない。こちらのゴーサインに気を良くした彼女、勢い良く、弾むように、小さな入口をくぐり、軽やかに、身軽に、ひょい、ひょい、と、アヒルたちの間をやってきた。そして、こう言ってのけた。
「アヒル、一羽、なついているよ、ほら!」
あれまぁ、なんと、いつの間に!恐るべしは子どもの冒険心!だだ、さすがに抱き抱えようとすと暴れる。
「首!首!そこ押さえて!」と、自分ではできない芸当を叫んでいる自分に、内心苦笑する。「すごいねぇ」と、誉め讃えると、「○も、×も、△も、捕まえられるよぉ」との返事が返ってきた。
「え!あんたたち、捕まえる練習、してたのぉ!」と叫ぶ私に、「うん」と相手は無邪気な笑みを返してきた。
「あのねぇ、アヒルたち、雛も全部しんで、落ち込んでいるんだから、もう、小屋で、アヒルたちを追いかけないでよ!」と、今度ばかりは強い口調で叱った。
「分かった」と、さすがに星ちゃんもうなだれた。
「まぁ、いいさ、あんなに上手にアヒルを捕まえるんだから、今度、アヒル汁にする時、頼むさぁ」と、フォローしてあげた。すると、
「こうやって、首を切るわけ?」と、彼女は、右手を自分の首に当て、斜めに振り降ろした。「そして、首から、ザーって、血を絞るんでしょう?」
おい、おい、子どもとはいえ、随分、リアルな話っぷりじゃないか、いや、子どもだから、ストレート、直球しか投げられないのかなぁ。それとも、星ちゃん、あんただけが特別なのかなぁ。
もういちど、彼女にアヒルを仕留めさせ、記念写真をパチリ。目の前少女の少女の行き先を思った。(あんた、たくましすぎて、苦労しそうだなぁ、男をダメにしてしまうよぉ、どうも、男、養いそうな勢いだよ、、、)
Posted by あひる日和 at 22:15│Comments(0)
│動物