2011年04月30日
海の幸
「ヤンバルより、こっちの海のほうがきれい!」
ゴールデンウィーク、初日、金曜日、東京の友人は叫んだ。旧知念村の海岸線を走った時のこと。
確か、タクシーの運転手も証言していた。
「今まで、この海を眺めて泣いている人を二人見ましたよ。最初の時は、もしや自殺では、そう思って、余計なことですが、車を止めて、どうしました、聞きましたよ、そして、はぁ、海の美しさに感動しての涙、そうだっていうんですよ、それからですよ、この崖のような海岸で立っている人をみても、知らんぷりすることに決めたんですよ」
へぇー、歓喜の入り混じった私の声に、運転手はさらにボリュームアップ。
「仲間の運転手は、有名な画家を乗せたんだそうです、下り坂、ちょううど、久高島を見通せる所で、画家さん、スケッチを始めたんですが、一時間も過ぎた頃、声をかけたんだそうです、そしたら、あんた、すごい、恐い顔で睨み返されたそうですよ、海の色は七変化ですからね、結局、一日、つきあわされたんだそうですよ、絵描きの魂をつかんだんですかね」
さて、この頃は、南部観光がブレイクしているようだ。
「朝日の海だから、明るいねぇ」と、別のタクシー運転手も言うのだ。ほんとか嘘か、「シクァサーの味も、東海岸のこのエリアの方がいい」のだそうだ。西日より、朝日を浴びたほう勝ち!と、論じていた。
ところが、ショックを受けたこともあった。一度泊まったことのある民宿の前、「売 民宿」と、大きな看板がかかっていた。それこそ、パノラマ的に海を見下ろす、のにだ。そして、その近くのコンビニも店じまいしていた。その理由はすぐに分かった。
岬の突端、絶景のロケーションに、”道の駅”がオープンしていた。観光客の喜びそうな空間、”異風庭(イフナー)”、祈願の木橋もしつらえ、ちょっとしたハンティングスポットになっている。
だが、サンサンビーチは閑散状態。
浜で、もーもーという貝を収穫。夕食のスープにした。おいしかった。

ゴールデンウィーク、初日、金曜日、東京の友人は叫んだ。旧知念村の海岸線を走った時のこと。
確か、タクシーの運転手も証言していた。
「今まで、この海を眺めて泣いている人を二人見ましたよ。最初の時は、もしや自殺では、そう思って、余計なことですが、車を止めて、どうしました、聞きましたよ、そして、はぁ、海の美しさに感動しての涙、そうだっていうんですよ、それからですよ、この崖のような海岸で立っている人をみても、知らんぷりすることに決めたんですよ」
へぇー、歓喜の入り混じった私の声に、運転手はさらにボリュームアップ。
「仲間の運転手は、有名な画家を乗せたんだそうです、下り坂、ちょううど、久高島を見通せる所で、画家さん、スケッチを始めたんですが、一時間も過ぎた頃、声をかけたんだそうです、そしたら、あんた、すごい、恐い顔で睨み返されたそうですよ、海の色は七変化ですからね、結局、一日、つきあわされたんだそうですよ、絵描きの魂をつかんだんですかね」
さて、この頃は、南部観光がブレイクしているようだ。
「朝日の海だから、明るいねぇ」と、別のタクシー運転手も言うのだ。ほんとか嘘か、「シクァサーの味も、東海岸のこのエリアの方がいい」のだそうだ。西日より、朝日を浴びたほう勝ち!と、論じていた。
ところが、ショックを受けたこともあった。一度泊まったことのある民宿の前、「売 民宿」と、大きな看板がかかっていた。それこそ、パノラマ的に海を見下ろす、のにだ。そして、その近くのコンビニも店じまいしていた。その理由はすぐに分かった。
岬の突端、絶景のロケーションに、”道の駅”がオープンしていた。観光客の喜びそうな空間、”異風庭(イフナー)”、祈願の木橋もしつらえ、ちょっとしたハンティングスポットになっている。
だが、サンサンビーチは閑散状態。
浜で、もーもーという貝を収穫。夕食のスープにした。おいしかった。


Posted by あひる日和 at 22:37│Comments(0)
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