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2011年11月16日

最後の一羽とA4の一生を比べれば

 この秋、15羽くらい羽化したはずだ。一時期、8羽、仲良く群れていた。そして、3羽に減り、一羽消え、二羽、消え、死体をとうとう見つけることはなかった。
 「死んでる!」
子どもたちの声が先に耳に入った。胸が騒ぐ。そして、小屋の入口、餌箱のすぐ側に遺体が横たわっていた。皆の騒ぐ声と、私の立ちすくむ様子を感じ取れるはずはないのに、アヒルたちは、私の差し出す餌に食いつくことはない。
(あんたら、最後の一羽を守れなかったの?)
最後の一羽とA4の一生を比べれば
最後の一羽とA4の一生を比べれば
最後の一羽とA4の一生を比べれば



腹が立ってきた。わざと片づけず遺体をそのままにした。
 ワールドニュースの報道。ドイツでは、動物愛護団体の抗議で、鶏卵のゲージの大きさを、”A4サイズ”を禁止することになったそうだ。
 ひぇ、である。なんと、養鶏業者は、鳥に太陽を浴びせず、羽ばたきもできない、A4サイズの鳥かごに閉じ込め、ひたすら卵を産ませているようだ。映像に映っている鳥は”毛が薄い”のだ。たぶん、イギリスの生産するバイテクの種類だろう。栄養が羽にいかせないためだそうだ。ただ、工場の家畜として一生をおえる。
 なんだか、食がおかしい。デフレで物が売れず、値段を抑えるために、食べ物の形をした”餌”を食べているだろうな。哲学は知らないが、なんだか、哲学モードになってるようだ、、、私のアヒルと、A4の鶏、比べてしまう・


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Posted by あひる日和 at 20:44│Comments(0)動物
 
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